To be happy as a engineer

Web開発、機械学習・・・

Wantedlyでプレミアムスカウトをもらって訪問したが、気分悪く帰った話

プレミアムスカウトをいただく

細かい会社の説明は省くが、投資家向けにサービスを作っている会社で他にも堅い仕事をしており、単なるスタートアップではない会社だったので訪問することにした。

「力を貸して欲しい」、「気軽に話したいと強く思っている」などと書かれていたので、それなりに私のプロフィールに魅力を感じてくれたのかと思っていた。

採用担当の人間はいないようなので、若いエンジニアの方が兼務している様子。その方の紹介文には、「エンジニアリングよりコミュニケーションが得意」などと書かれている...

面談なのに三人が出てきて、いきなり自己紹介

面談というと気軽に情報交換するというもので、一般的に例えば志望動機などの面接に近い質問はこれまで訪問したどの会社もすることはなかった。

おそらくWantedlyガイドラインのようなものに記されているのだろうと思っていた。

まず、三人が登場したことに驚いた。普通は一人か二人。

採用判断する気満々なのかと少し不安になった。

そして、プレミアムスカウトを送っておきながら、いきなりCTOの方が「自己紹介」をして欲しいと。いや、普通は呼んだ方がはじめにするでしょうと思った。

これまで訪問した10社程度はまず会社の説明をしてくれる企業だったので違和感を感じた。

どうやら、「面談」の意味と、横にいる採用兼務している若手エンジニアが「スカウトを送った事」を知らない様子。そのぐらい共有しておいて欲しい。

無感情&圧迫CTOと、ヘラヘラ採用担当

CTOの方から前職を辞めた理由だけでなく、なぜ辞める時に他のチームに移動しなかったのか、など面接染みた質問があった。

普通にやんわりと聞いてくれるのなら良いのだが、無感情で圧迫的な雰囲気で気分が悪い。一般的にはコミュ障の部類に入るのだが、CTOという看板を持って強めに出てくる。プライベートだと絶対に絡みたくないタイプ。

そして、採用しているJavaについての話になり、「今まで、PythonPHPを使っており、今後オブジェクト指向をもっと勉強したいためJavaをやることは苦ではなない」と言うと、「別にオブジェクト指向は言語に関係ないよね」と強めに反論してくる。面談や面接で反論してくる人は初めてだったので、私は呆然とした...

また、採用担当のエンジニアはなぜか終始ヘラヘラしている。「何個か資格持っていますよね?」と聞いてくると自身のPCをみながらなぜかにやけ出した

何か別の情報を見ている様子だったが、非常に不快だった。

この人はコミュニケーションを得意と自負しているようだが、飲みサーなどにいる大学生のようにコミュニケーション能力を勘違いしているようだ。名刺も逆向きで渡してきたし、ほんとに何なんだ。

また、これまた別の人だが、「この部屋のディスプレイ大きくした方がいいですよね」などと今話す必要あるかな、という私語がところどころあり全く訪問者へのリスペクトを感じなかった。

私はなぜ呼ばれたのだろうか

訪問者へのリスペクトもなく、サービスの説明は少しあったが、会社の規模やメンバ構成など基本的な情報はスキップされ、また「最後に質問ありますか」と面談では必ず必要とされるステップもなかった。

その時は私から積極的に聞く気は無かった。なぜなら、初めて面談途中で「帰りたい」と思っていたから。

CTOは早めに切り上げたい感満々で、30分程度で面談は終了した。「また採用担当の方から連絡させます」とあったが、以降連絡はない。望んでいるわけではないのだが、テキトーなことを言うな、ということ。

振り返ってみると、会話の中身自体はそれほど問題なかったのだが、何より態度の不快感が大きかった。それと面談という気軽な情報交換の場を理解していないことが気になった。

学んだこと

  • なぜスカウトを送ってきたのか理解できない時がある
  • スカウトを送ってくる人間と、他の採用権限を持っている人間で十分に情報を共有していない事がある
  • 特に人事のメンバがいない会社は無礼になりやすい
  • どんなに技術やプロダクトが優れていたとしても、入りたくない会社がある

後記

私はその後、小さなIT企業に入社しすぐに、Wantedly経由で訪問があり、企業側として席に参加する機会があった。いきなり参加するよう言われたので、「企業側からスカウトしたのか」を尋ねる時間がなく、また三人で出席することになった。

この投稿で自分が愚痴った状況を作る側になってしまった・・・

訪問者には申し訳ない気持ちになったが、もちろん失礼な態度や質問をしたつもりはない。

小さい企業で人事もいないと人的リソースが少なく何回も面談や面接を行う余裕がないので、面談が気軽な情報交換ではなく「選考」じみた面接になってしまうのは少ししょうがないのかな〜とも思ってしまった。